2007年03月05日
教育入院目的 ~検査入院~
今日は、昨日の五月晴れの様な天気とはうって変わり、
雨が降り風が吹く、まるで春の嵐でした。
でも、午後からは回復し、穏やかな天候となりました。
皆さんは、如何お過ごしでしたか?
っというわけで、このカテゴリ、久しぶりの記事更新となります。
パパのクッシング病闘病記ということで、沢山の方々から反響を頂いておりますが、
なかなかコンスタンスに更新できず、申し訳なく思っております。
理由は、この記事を書き始めると、
どこで話を区切ろうか、話をどうまとめたら良いか等、
記事構成と編集に悩んでしまうからです。
大した文章ではないのですが、文章力がないから苦労するのでしょうね。
そろそろ、今回のお話をさせて頂きます。
前回は、入院直後の看護師によるカウンセリングのお話迄でした。
今回は、入院後のパパの生活をお話させて頂きます。
入院の名目は、糖尿病の教育入院ということでしたので、
プログラムを受けなくてはなりません。
プログラムは、2週間を1クールとして、
医師、看護師、薬剤師、栄養士、臨床検査技師、理学療法士が、
我々患者の指導に当たります。
こう書いてしまうと、教育入院が重病だから行われる感じがしますが、
目的は、糖尿病についての深い理解のための入院です。
プログラムの内容は、
医師を始め各々が、専門分野の講義を中心に、
その患者に見合った食事指導、運動指導を行い、
薬物治療が必要な患者には、
病状に合った口薬治療やインスリン注射等の薬物治療を提供と指導です。
平行して、患者各々の症状が、どの様な糖尿病のタイプなのか診断します。
また、他の病気との合併症がないか、精密検査も用い調べます。
このプログラムは、患者自身が、
糖尿病と真正面から向き合って付き合って行くため、
動機付けとして必要不可欠なものであると言われています。
パパも、Ⅱ型糖尿病と診断されてから、自ら血糖測定器を購入し、
自分なりに病気に対する知識を深め、
食事や運動及び処方薬による血糖のコントロールをしてきました。
でも、糖尿病を本当に理解するためには、必要不可欠なプログラムと言えます。
担当看護師からは、糖尿病の程度に係わらず、
糖尿病というものに対する理解を深めるためにも、
教育入院というプログラムは、有効なものだと諭されました。
パパにとって、今回のプログラムは、自ら行ってきたことの復習確認となりました。
教育入院でプログラムを受けるより、
パパには、重要な目的がありました。
それは、全身の精密検査です。
自らの現状の原因を解明したいというのがそれでした。
でも、検査を申し出てもなかなかして頂けず、血液検査程度でした。
退屈なパパは、各食前食後に、
病院の迎えにある公園の、満開の桜の中を散歩するのを日課にしていました。
日に日に、躓く回数が増え、足が上がらなくなり、引きずるような状態でした。
でも、血糖コントロールを、薬や注射に頼りたくはなかたので、
兎に角、運動療法のみで行えればと考えていました。
足の衰えに続き、手や口など、食事も苦労するようになりました。
朝食を取り、歯を磨き、薬を飲んで一段落すると、直ぐに昼食.....。
何をするにも、時間が掛かりすぎる様になりました。
こんな感じで、段々と、体力が低下し、散歩も出来なくなってきました。
外に出る気力もなくなったので、病棟内の廊下を歩くことで運動をしました。
ある時、検温に来られた看護師に、脈拍を測って貰いながら.....、
「お熱は何度でしたか?」
「35度6分です。」
「だいぶ低いですね。脈拍も少ないですけど、
何かの運動選手でした?」って尋ねられました。
「?????」
「一流のアスリートと同じくらいの脈拍だから.....。」
「もし、アスリートじゃなかったら、どうなんですか?」
「身体が弱っているってことになりますね。」
パパは、ゾッ!としました。
日に日に、何をするにも時間が掛かり、なかなか出来ません。
その上、異常に疲れてしまいます。
しかも、血圧は、上が200近く、したが100前後でした。
このことから、主治医は、まず、高血圧の原因を探ろうと提案してきました。
でも、パパは、頭を最初に調べてくれる様、頼みましたが、
順序としては、頭を調べるのは最後だと言われました。
兎に角、全身の検査をして、今の病状の原因を究明して欲しいと強く依頼しました。
結局、腎臓の検査から始めることになりました。
そういえば、入院して一度もテレビを付けてないことに気付きました。
そんな体力もないし、
第一、左目が頭の中から押し出され、
飛び出そうな痛みを常に感じ、眠ることはおろか、
目を閉じることさえ辛い状態でした。
例え眠ったとしても、尿意により、1時間もしないうちに目が覚めました。
腰の痛みにも悩まされながら、頭の検査を待つのは苦痛だなぁ.....。
パパ自身、そして犬君も、パパの頭の中に何かあると判っているのになぁ.....。
「早く検査してよ〜っ.....あ〜ぁ.....眠たくなっちゃったよ.....。」