2007年07月30日
動物愛護法違反と狂犬病予防法違反 〜グレート・デン〜
今朝は、台風の影響で、
強い雨が降りました。
そのお陰で、犬君との朝の散歩は、
涼しく感じました。
一昨日の晩から始まった骨の痛みは、
やはり台風発生の影響でありました。
皆さんは、如何お過ごしでしたか?
っというわけで、今日は、ワンコの話題です。
今年4月、瀬戸市で、
放し飼いにされている大型犬グレート・デンが、
愛知県労働者研修センター・サンパレア瀬戸で見かけられました。
その翌月には、尾張旭市に、姿を現し、
残念なことに、人に危害を与えてしまいました。
その後は、出没報道もされずにいましたが、
今日、テレビのニュースに登場しました。
飼い主の逮捕により、
今日、グレート・デン達が保護されたのです。
保護され、車の荷台に乗せられるのを拒むもの、
それを心配そうに荷台の上から眺めるもの、
そして、荷台のケージの隙間から鼻先を出し、
保護員の手を舐めようとするもの.....。
その甘えの仕草が、哀愁を感じさせました。
飼い主の逮捕理由は、
繁殖に必要な動物取り扱いの無届けや犬の未登録による
動物愛護法違反違反と
狂犬病等の各種予防注射の未接種による
狂犬病予防法違反
の二つの容疑でした。
飼い主は、昨年7月に、
繁殖させたグレート・デンを二頭販売したようです。
しかし、狂犬病予防法違反は、とても大きな問題です。
狂犬病は、命を落とす病気でもあります。
今回、グレート・デン達に襲われ、
小指を噛まれた方は、
軽傷で済んだそうですが、
もし、このグレート・デン達が、
狂犬病ウイルスを保菌していたら、
大変なことになっていたと思います。
只、現在、我が国において、
狂犬病ウイルスは、存在していないとのことですが、
こういった予防接種を行っていないと、
何らかの原因により、
それが、広がることも懸念されます。
以前、狂犬病についての記事を書きましたので、
参考までにご覧下さい。
今回もですが、
こういった事件が発生すると、
まず、犬達は保護されます。
今回、被害を受けられた方は勿論のこと
人に危害を与えることになったしまったグレートテン達もまた、
無責任な飼い主による被害者です。
動物を飼うということは、
大きな社会的責任を負うということです。
それを肝に銘じ、
動物達と共存しなければならないのです。
動物による被害者は、人や動物などそれぞれですが、
加害者は、間違い無く、人間でしかないのです。
ペットであろうが、野生動物であろうが、
そうさせてしまったのは、我々人間に責任であると思います。
「連れて行かれたワンコ達、おいらと似てるし、どうなるか心配だよ.....。」