2007年01月29日
不安 〜残された日々〜
今日も良い天気でしたね。
陽が落ちると、まだまだ寒さを感じます。
皆さんは、如何お過ごしでしたか?
っというわけで、先週水曜日のBlogの続きです.....。
入院が決まったことでホッとし、精神的には幾分か楽になりましたが、
入院日までのカウントダウンが進むに連れ、
別の意味での精神的な重圧がのし掛かってきました。
やはり、「もし、重病ならばどうしよう?」という不安でした。
自分では、大変な病に冒されていることは解ってはいても、
できれば、病院に入院するまでもなく、直ぐに治って欲しいと思うのが本音。
wifeは、パパに何かあっても自分が家族を守ると言ってくれましたが、
wifeをそういう状態に追い込んだ自分の不甲斐なさ.....。
反面、wifeの逞しい面に触れ、嬉しくも思ったり.....。
兎に角、色々なことが頭を巡り、胸を締め付けられる日々を送りました。
犬君もそんなパパの不安を知ってか、
いつもパパの側を離れず、気遣ってくれました。
日々弱って行くパパが、犬君の世話をしている最中に、意識を失い横たわったときは、
傍らで心配し、寄り添ってくれていました。
パパが目を覚ますと、嬉しそうに飛び付いてきて、
いつもの様に顔の左側を舐めてきました。
犬君の顔を眺めるパパの「頭の中に何かあるんだろうな?」という問いかけに、
犬君は、「大丈夫!」と尻尾を壊れんばかりに降って、答えてくれている様でした。
そんな犬君に、パパの留守中のことを頼んだりもしました。
後に、このことがとんでもない騒ぎを起こすのですが.....。
この間に、丁度、犬君の散歩デビューがありました。
初めての散歩で、興奮気味の犬君に引っ張り回され、
挙げ句の果てに、犬君に引っ張られ、転んでしまう始末.....。
お陰で足を痛めてしまいましたが、
それよりも仔犬に引っ張られ、転んでしまったことにショックでした。
当時二歳半のパパJr.を抱くことさえ出来なかった位でしたし.....。
パパJr.にも買い物中に体当たりされ、陳列棚に倒れ込んだこともありました。
日に々、筋力が低下し、足が上がらず、平坦なところでも転んでいました。
立っているのも苦痛で、座っているのも、横たわっているのも、
関節や筋肉、そして骨が軋む様で、じっとしていることも出来ず、
歩けないくせに、歩いて動いているときが一番楽でした。
仕事から帰宅後は、眠れないせいもあって、
夜中中、ウォーキングをすることもしばしばありました。
睡眠時間は、30分程しか取れず、疲労を感じない感覚に陥っていました。
適切な言葉ではありませんが、壊れた状態でした。
子供達も、日々弱っていくパパを見るのが辛かったでしょうが、
でも、wifeと共に力を合わせ、パパを支えようとする健気な思いが、
パパの病と闘おうとする闘志に火を付けたことは、間違いありませんでした。
入院が決まる少し前に、結婚10周年を迎えたbigsexy夫妻でしたが、
ダイヤモンド入りのプラチナ製のアニバーサリーペアリングを贈り合いました。
高価な物でしたが、パパもwifeも、共に過ごした時間を大切に思っていたからです。
ここまで一緒に歩んだ10年を噛みしめ、
その思い出をリングに託す意味合いもありました。
結婚記念日に、毎年訪れるレストランでのことでした.....。
窓の外に見える美しい夜景の灯が、涙で揺らいでいました.....。
「今まで、ありがとう!」という、互いに向けた労いと感謝、
そして、来年また、ここで、こうして向かい合うことが出来るのであろうか.....。
そんな二人の思いが、
パパの病気で凍り付いた互いの心を燃やし涙としたのでしょう.....。
溢れる涙を抑えきれず、ただ何も言わず、互いを見つめる二人でしたが、
胸の奥は、まるで、暖かな陽に照らされているかの如く感じていました。
命ある限り、これから先も、ずっとwifeと過ごしたいという希望の光に.....。
もうすぐ、入院の日がやって来ます。
必ず元通りの身体になって戻るんだと心に決めて.....。
そろそろ、桜の花が咲く頃のことでした.....。
「鼻が痒いからといって、地面に擦りつけ流血した犬君」
陽が落ちると、まだまだ寒さを感じます。
皆さんは、如何お過ごしでしたか?
っというわけで、先週水曜日のBlogの続きです.....。
入院が決まったことでホッとし、精神的には幾分か楽になりましたが、
入院日までのカウントダウンが進むに連れ、
別の意味での精神的な重圧がのし掛かってきました。
やはり、「もし、重病ならばどうしよう?」という不安でした。
自分では、大変な病に冒されていることは解ってはいても、
できれば、病院に入院するまでもなく、直ぐに治って欲しいと思うのが本音。
wifeは、パパに何かあっても自分が家族を守ると言ってくれましたが、
wifeをそういう状態に追い込んだ自分の不甲斐なさ.....。
反面、wifeの逞しい面に触れ、嬉しくも思ったり.....。
兎に角、色々なことが頭を巡り、胸を締め付けられる日々を送りました。
犬君もそんなパパの不安を知ってか、
いつもパパの側を離れず、気遣ってくれました。
日々弱って行くパパが、犬君の世話をしている最中に、意識を失い横たわったときは、
傍らで心配し、寄り添ってくれていました。
パパが目を覚ますと、嬉しそうに飛び付いてきて、
いつもの様に顔の左側を舐めてきました。
犬君の顔を眺めるパパの「頭の中に何かあるんだろうな?」という問いかけに、
犬君は、「大丈夫!」と尻尾を壊れんばかりに降って、答えてくれている様でした。
そんな犬君に、パパの留守中のことを頼んだりもしました。
後に、このことがとんでもない騒ぎを起こすのですが.....。
この間に、丁度、犬君の散歩デビューがありました。
初めての散歩で、興奮気味の犬君に引っ張り回され、
挙げ句の果てに、犬君に引っ張られ、転んでしまう始末.....。
お陰で足を痛めてしまいましたが、
それよりも仔犬に引っ張られ、転んでしまったことにショックでした。
当時二歳半のパパJr.を抱くことさえ出来なかった位でしたし.....。
パパJr.にも買い物中に体当たりされ、陳列棚に倒れ込んだこともありました。
日に々、筋力が低下し、足が上がらず、平坦なところでも転んでいました。
立っているのも苦痛で、座っているのも、横たわっているのも、
関節や筋肉、そして骨が軋む様で、じっとしていることも出来ず、
歩けないくせに、歩いて動いているときが一番楽でした。
仕事から帰宅後は、眠れないせいもあって、
夜中中、ウォーキングをすることもしばしばありました。
睡眠時間は、30分程しか取れず、疲労を感じない感覚に陥っていました。
適切な言葉ではありませんが、壊れた状態でした。
子供達も、日々弱っていくパパを見るのが辛かったでしょうが、
でも、wifeと共に力を合わせ、パパを支えようとする健気な思いが、
パパの病と闘おうとする闘志に火を付けたことは、間違いありませんでした。
入院が決まる少し前に、結婚10周年を迎えたbigsexy夫妻でしたが、
ダイヤモンド入りのプラチナ製のアニバーサリーペアリングを贈り合いました。
高価な物でしたが、パパもwifeも、共に過ごした時間を大切に思っていたからです。
ここまで一緒に歩んだ10年を噛みしめ、
その思い出をリングに託す意味合いもありました。
結婚記念日に、毎年訪れるレストランでのことでした.....。
窓の外に見える美しい夜景の灯が、涙で揺らいでいました.....。
「今まで、ありがとう!」という、互いに向けた労いと感謝、
そして、来年また、ここで、こうして向かい合うことが出来るのであろうか.....。
そんな二人の思いが、
パパの病気で凍り付いた互いの心を燃やし涙としたのでしょう.....。
溢れる涙を抑えきれず、ただ何も言わず、互いを見つめる二人でしたが、
胸の奥は、まるで、暖かな陽に照らされているかの如く感じていました。
命ある限り、これから先も、ずっとwifeと過ごしたいという希望の光に.....。
もうすぐ、入院の日がやって来ます。
必ず元通りの身体になって戻るんだと心に決めて.....。
そろそろ、桜の花が咲く頃のことでした.....。
「鼻が痒いからといって、地面に擦りつけ流血した犬君」