2007年11月04日
能 〜金春流 第28回 名古屋金春会〜
今日も清々しく暖かな秋晴れの一日でした。
各行楽地は、大勢の人で賑わった様です。
皆さんは、如何お過ごしでしたか?
っというわけで、今日は、
名古屋城正門前にある名古屋能楽堂にて、
金春流 第28回 名古屋金春流「能」をbigsexy家一同で鑑賞しました。
パパは、幼少期以来、数十年ぶりの鑑賞ですが、
個性的な「能面」の印象だけは残っていました。
今回は、それなりに年を重ねたこともあり、
「能」の優雅な舞に見せられました。
重心を低く置いての摺り足と身構えによる
独特の舞は、神秘的でさえありました。
今回は、時間の都合で、
プログラム全ての鑑賞は出来ず、
「能」の「西王母」と「巴」、
「狂言」の「謀生ヶ種」を鑑賞しました。
台詞の解り易さや楽しさは、「狂言」ですが、
「能」独特の雅な世界は、見る者を圧倒します。
でも、舞だけではなく、台詞の理解を深めたいと思います。
今度、鑑賞する機会があれば、
しっかりと予習をしておかねばと感じました。
余談ですが、
極一部の観客のマナーの悪さに驚かされました。
公演中の私語、
居眠りによる鼾の音、
飴やガムのパッケージや包み袋や紙の音、
プログラム等の紙類を捲る音、
携帯電話のバイブ音、
撮影禁止の筈なのに、カメラのフラッシュの充電音、
挙げ句の果てには、携帯電話で通話.....。
以上の迷惑行為は、
分別あるはずの老年の方々ばかりで、驚かされました。
若い方々や子供達での中で、
この様な行為をしている者は、皆無でしたから。
「美しい国、日本」に触れる機会にも係わらず、
「美しくない国、日本」を体験させられたことは、
素晴らしい公演だったからこそ、余計、後味が悪く感じました。
「能」や「狂言」という日本古来の伝統芸能に触れる機会だからこそ、
姿勢を正し、雅で和な気持を持って、鑑賞に臨みたいものです。
「名古屋能楽堂」の地図はこちら